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2009年1月

不怕官,只怕管

不怕官,只怕管 bu pa guan, zhi pa guan

官僚の方が管理職ほど恐くない。

【意味】自分の直属の上司こそ、尊敬し畏れるに値する。    
  
【例】 况且我們這里的事情,上上下下,全是這位苟大爺一把抓。俗語道,不怕官,只怕管。他説的話,怎么好去駁他? 李伯元 活地獄 第六回     
      
ましてや我々の仕事は、上から下まで全て苟老人が握っている。俗に言う不怕官,只怕管だ。彼の言うことにどうやってうまく反駁できようか?

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不怕肚不飽,只怕气不平

不怕肚不飽,只怕气不平 bu pa du bu bao, zhi pa qi bu ping

餓えても、世の不条理に不満を抱くよりましだ。

【意味】条件がちょっと悪くて少しくらい生活が苦しくても大丈夫だ、大切なのは考え方に一貫性があって、気持ちが伸びやかであることだ。

【例】 你們到解放軍去瞧瞧吧,那才真是有難同当,有福同享,大家比哥儿兄弟還親呢。尤其是共産党員,吃苦在前,享福在后,比義气可更高一層,更進一步啦。俗語説得好;不怕肚不飽,只怕气不平嘛。 孔厥 新儿女英雄 第二十一章

君らも解放軍に行って見てきてごらん。それこそ本当に困難があれば一緒に当たり、幸福は共に享受し、皆兄弟より親密だ。とりわけ共産党員は、苦労は我先に、楽するときは自分が最後にと、正義感はさらに高くさらに前へと上昇していく。昔からのうまい言い回しにある不怕肚不飽,只怕气不平だよ。

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不経一事,不長一智

不経一事,不長一智 bu jing yi shi, bu zhang yi zhi

ひとつのことを経なければ、知恵は育たない。

【意味】実践し、経験しなければ、知恵や知識は増えない。  
 
【例】 常説;“不経一事,不長一智,不当兵,難知打仗的滋味;不碰碰夜襲隊怎会知道夜撃隊的本領?” 馮志 敵后武工隊 第十五章二     
 
不経一事,不長一智とよく言うが、兵隊になったこともなくて 戦いの味を知るのは難しい。夜襲隊に出くわさなくてどうして夜襲隊の強さがわかるのだ? 

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不見兔子不撒鷹

不見兔子不撒鷹 bu jian tuzi bu sa ying

ウサギをみつけるまで鷹は放さない。

【意味】好機が訪れるまで行動を起こさない。     
  
【例】 今年我們不能象往年那様忍欺受騙了。我們是不見兔子不撒鷹,陳占鼇不答応我們的条件,我們就堅決不出海。 黎汝清 海島女民兵 第三章     
  
今年の我々はいつもの年のように騙され馬鹿にされるのを耐え忍んだりはしない。我々は不見兔子不撒鷹で、陳占鼇が我々の提示した条件を呑まないなら、決して海には出ない。

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不見棺材不落泪

不見棺材不落泪 bu jian guan cai bu luo lei

棺桶を見ないうちは涙を流さない。

【意味】絶望の淵に立たされないうちはあきらめようとしない。

    厳しい現実に直面するまではそれを信じようとしない。  
  
【例】 自从拿下淮鎮,活捉了周朝貴,河間城里的山本就象挨了当頭一棒,破打得頭昏眼花,喘不過气来。但是,他不見棺材不落泪,他要報這个仇,要和馬文斎决一死戦。 馬国超等 馬文斎 第二十二章  
 
淮鎮を手にし、周朝貴を生捕りにし、河間の町の山本は頭から一喝されたかのように、頭がくらくらし目がかすむまで打たれ、息もできない。しかし、彼は不見棺材不落泪、敵を討つため馬文斎と決死の一戦を交えなければならない。

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不会做飯的看鍋,会做飯的看火

不会做飯的看鍋,会做飯的看火 bu hui zuo fan de kan guo, hui zuo fan de kan huo

料理のできない人は鍋を見て、料理のできる人は火加減を見る。

【意味】経験豊富な人は、好機を見極めることができる。 
 
【例】 “不,老賀,”楊英認真地説,“老百姓講話;不会做飯的看鍋,会做飯的看火,現在火候到了,要是給群众溌凉水,我怕反而要犯錯誤!” 孔厥 新儿女英雄続伝 第十四章  
 
「いや、賀さん、」楊英は真剣に言った、「世間でよく言う不会做飯的看鍋,会做飯的看火だよ。今正に時機到来だ。もし民衆の熱気に水を差すことになったとしても、私は間違いを犯してしまうことのほうが恐い!」

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不読哪家書,不識哪家字

不読哪家書,不識哪家字 bu du na jia shu, bu shi na jia zi

そこの本を読まなければ、そこの字は理解できない。     
   
【意味】ある分野において、それに関する知識を学習しなければ、その分野の事柄に精通することはできない。      
   
【例】 這里有个因由,這叫不読哪家書,不識哪家字。現在興的這号洋碼字,我就不会写。 李准 李双双小伝     
     
ここに原因がある、これが不読哪家書,不識哪家字といわれるものだ。今流行っているこの西洋の文字は私には書けない。

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不到西天,不知佛大小

不到西天,不知佛大小 bu dao xi tian, bu zhi fo da xiao

西国に行かなければ、仏の大きさはわからない。

※西天-仏教で阿弥陀仏が住んでいるとされる国。

【意味】自ら実行しなければ、本当の認識は得られない。     
  
【例】 俗話説,“不到西天,不知佛大小”。短短几天的厳酷闘争実践,使他深深体会到,作為這支隊伍的一个合格的組織者和領導者,自己能力不足。 王厚選 古城青史 第二十五回       
 
不到西天,不知佛大小』とよく言うではないか。ほんの数日の厳しい戦いと実践は、彼に、この隊にふさわしい構成者、指導者たる能力が自分には足りない、としみじみと身にしみて感じさせた。

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不到烏江心不死

不到烏江心不死 bu dao Wu Jiang xin bu si

不到黄河心不死 bu dao Huang He xin bu si ともいう。

烏河に辿り着くまであきらめきれない。

※烏河-揚子江の安徽省を流れる部分。楚の王だった項羽が自害した場所。

【意味】ひとは再び立ち上がれないほど大敗を喫するまで、あきらめがつかないものだ。

【例】 馬氏道;“恁地説来,也還有些志气。我道;你不到烏江心不死,今已到了烏江,心也原該死了。我且問你,假若有了銀子,你却去做些甚么?” 初刻拍案惊奇 卷十五

馬氏は言った、「なにをおっしゃる、まだいくばくかの気概はあるようです。あなたは不到烏江心不死と言うが、今既に烏江に来てしまいました。もともとあきらめるべきだったのです。さらにお聞きします、もしここにお金があったとして、何ができるというのです?」

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不打不成相識

不打不成相識 bu da bu cheng xiang shi

不打不相交 bu da bu xiang jiao ともいう。

けんかしなければ、お互いを理解できないし、親密な友人にはなれない。

【意味】もう、このまんまですね。日本の諺に当てはめると「雨降って地固まる」です。

【例】 李逵道;“你也弇得,我(句に多い)了。”張順道;“你也打得我好了。”戴宗道;“你两个今番却做个至交的弟兄。常言道;‘不打不成相識” 水滸全伝  第三十八回

李逵は言った、「お前もやるな、俺はもう充分だ。」張順も言った、「お前こそ俺よりすごいな。」戴宋は「お前らふたり今回のこれで気心の知れた仲間になれたじゃないか。よく言う『不打不成相識』だな。」と、言った。

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不痴不聾,不作阿家翁

不痴不聾,不作阿家翁 bu chi bu long, bu zuo a gu weng

※「家」は本来なら、「jia」と発音しますが、この場合は「姑」の意味でこの発音です。

姑が嫁に対して寛容で、時には聞こえないふり、ぼけたふりをして、深く問い質したりしない。

【意味】人間細か過ぎてはいけない、時には少しぐらいばかなふりをすることも必要だ。

【例】 蘭言笑道;“過于明白,原非好事,倒是帯些糊涂最好。北方有句俗語,叫做‘憨頭郎儿増福延寿’;又道‘不痴不聾,不作阿家翁。這个笑話,細細想法,却很有意味。”  鏡花縁  第九十三回

蘭言は笑って言った、「わかり過ぎるのは必ずしもいい事ではないよ、ちょっとぐらい曖昧にしておくのが一番だ。北の地方でよく言われている『憨頭郎儿増福延寿』とか『不痴不聾,不作阿家翁』ってやつだよ。この笑い話はよくよく考えてみると深い意味のあるものだ。」

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鵓鴿子旺辺飛

鵓鴿子旺辺飛 bo ge zi wang bian fei

家鳩は人家の密集した町を好んで生息する。

【意味】ひとは往々にして、財に走り権力を求め、発展した大都市に出て行きたがる。しばしばよくない意味で使われる語。     
     
【例】 比如一辺有財有勢,那趨財慕勢的多只向一辺去。這便是俗語叫做‘一帆鳳’,又叫做‘鵓鴿子旺辺’。 初刻拍案惊奇 卷二十     
     
例えば、財力勢力があれば、そちらにばかり向かう傾向にある。これは俗に言う、「一帆鳳」とか「鵓鴿子旺辺飛」だ。

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病从口入,禍从口出

病从口入,禍从口出 bing cong kou ru, huo cong kou chu

病は口よりは入り、災いは口より出ず。

【意味】病は往々にして、不衛生な飲食物などが口から入ることが原因で起こり、災いは往々にして、口から出た不注意な言葉などが原因で引き起こされる。

【例】 父親常常告誡自己;“病从口入,禍从口出”古往今来,多少人就吃虧在自己的嘴巴説話,一定要“三思而后行”。 程樹榛 鋼鉄巨人 第七節

父はよく自分自身を戒めて言った、「『病从口入,禍从口出』古来からどれだけの人が自分の口から出た言葉で痛い目に遭ってきたことか。『三思而后行』、よく考えてからしゃべらないとな。」

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冰凍三尺非一日之寒

冰凍三尺非一日之寒 bing dong san chi fei yi ri zhi han

3尺(約90㎝強)もの厚さの氷は、天気が1日急に冷え込んだからといってできるわけではない。

【意味】ものごとが今ある状況になったのは、急にそうなったのではなく、長い間の積み重ねと下準備によるものだ。

これには、冷たいというニュアンスからもうひとつの解釈もあります。

ひと同士の不和は、長い過程を経て形成されたものだ。     
     
【例】 冰凍三尺非一日之寒呀!這高超的起重技術可不是一天两天可以練出来的。 徐本夫 降龍湾 第十八章       
   
冰凍三尺非一日之寒だ!こんなにずば抜けたクレーン操作技術は一日二日の訓練でできるものではないだろう。

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本地姜不辣

本地姜不辣 ben di jiang bu la

ご当地の生姜は辛くない。

【意味】地元の人やものは、優れていても、往々にして軽く見下げられる。      
     
【例】 原先我們的‘中流’雖然是石印小册子,不大起眼,本地姜不辣,可在外地倒頗有点名气呢。 陸地 瀑布 第一部 第二十四章
   
元々我々の『中流』は、石版刷りの小冊子で大して見栄えのよいものではないが、本地姜不辣で、よそでは結構名が売れているようだね。

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伴君如伴虎

伴君如伴虎 ban jun ru ban hu

君主に仕えるのは虎に仕えるようなものだ。

【意味】一国等組織の首長に仕えるのは、大変である。下手を打つとひどい目に遭う。     
    
【例】 他深知皇上是一个十分多疑,剛愎自用和脾气暴躁的人,很難侍候,真是像俗話説的;“伴君如伴虎”。 姚雪垠 李自成 第一卷 第一章       
     
彼は皇帝が、とても疑り深く頑固で独善的、気性が激しいお方で扱いにくいことをいやというほど知っていた。正に俗に言う伴君如伴虎である。

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百足之虫,死而不僵

百足之虫,死而不僵 bai zu zhi chong , si er bu jiang

ムカデは死んでも、ピクピク動いて硬直しない。

【意味】権力のあるひとや組織は、衰退してもなおその勢力の影響力を残す。
      
【例】 明朝雖然快要滅亡,可是正如俗話説的;百足之虫,死而不僵
崇禎必定要集合全国的財力兵力来対付我們。 姚雪垠 李自成 第二卷 第四十九章
   
明朝は直に滅亡してしまうが、正に俗に言う百足之虫,死而不僵だ。
崇禎は必ずや国中の財力、兵力を集め、我々に向かってくるだろう。

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按牛頭吃不得草

按牛頭吃不得草 an niu tou chi bu de cao

 牛の頭を押し付けても草は食べさせられない。

【意味】頭ごなしに命令しても目的は達せられない。

【例】 众友不知文子一諾无辞,一発不忿,畢竟按牛頭吃不得草 ,无可奈何。 石点頭 第十四卷

多くの者が文字を知らず、言葉もなく一斉に承諾し、一斉に憤る、つまりは按牛頭吃不得草 だ、どうしようもない。

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挨金似金,挨玉似玉

挨金似金,挨玉似玉 ai jin si jin, ai yu si yu
 
 金に寄れば金に、玉(ギョク)に寄れば玉のようになる。

【意味】 環境が人に及ぼす影響は大きく、環境が良くなれば人も良くなる。

【例】  公子起来,又給泰水磕頭。俗話説的“挨金似金,挨玉似玉 ”。今番親家太太的談吐就与往日大不相同了。 儿女英雄伝 第三十七回

若様は起き上がり、また泰水を差し上げ額づいた。世間で言うところの「挨金似金,挨玉似玉 」だ。このたびの親戚の奥様の言葉遣いは昔と少しも変わらない。

         

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