盖棺論(始)定
盖棺論(始)定 gai guan lun (shi) ding
棺にふたをしてから評価を論じ始める。
【意味】ひとの善悪功罪は、そのひとの死を待って評価が決まる。
人間の真価は死後にはじめて定まる。
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盖棺論(始)定 gai guan lun (shi) ding
棺にふたをしてから評価を論じ始める。
【意味】ひとの善悪功罪は、そのひとの死を待って評価が決まる。
人間の真価は死後にはじめて定まる。
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斧快不怕木柴硬 fu kuai bu pa mu chai ying
斧の刃が鋭ければ、薪が硬くても大丈夫だ。
【意味】対策が充分でありさえすれば、問題がうまく解決しないのではと心配するに及ばない。
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福至心灵,灾令志昏 fu zhi xin ling, zai ling zhi hun
福は頭をよくする、禍は頭をぼんやりさせる。
【意味】ひとは一旦幸運をつかむと脳の働きもよくなり、災難に遭遇すれば意識も朦朧としてくる。
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福无双至,禍不単行 fu wu shuang zhi, huo bu dan xing
福はふたついっしょに来ない、禍はひとつだけではやって来ない。
【意味】幸運は次々には訪れないが、不運なことはたいてい次から次へとやって来る。
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福是自求多的,禍是自己作的 fu shi zi qiu duo de, huo shi zi ji zuo de
福は自ら求めれば増え、禍は自ら作り出すものだ。
【意味】幸福は自分自身で願い求めてこそ多く得られるもの、そして禍も自らが招くものだ。
【例】 求福免禍,原是人情之常,人断没有趨禍而遠福者,但禍福之源,古人説得明白;福是自求多的,禍是自己作的。 岐路灯 第六十二回
福を求め禍を避けるのは、本来人情の常であり、決して禍に近づき福を遠ざけようとする者はいない、しかし禍福の根源は昔の人がはっきりと言っているように福是自求多的,禍是自己作的ということだ。
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鳳凰不入烏鴉巢 feng huang bu ru wu ya chao
鳳凰はカラスの巣には入らない。
【意味】善人とろくでもない悪人は一緒にされても親しくなれない。
【例】 早就和你説過了,少去她家。自古道;“鳳凰不入烏鴉巢”,她家那是賭博窟,是非坑,去她家能学出什么好来! 馬烽 刘胡蘭傳 奇怪的客人
あの娘の家にはあまり行くなと、前から言っているだろ。昔から「鳳凰不入烏鴉巢」と言われている、あの娘の家は賭博の巣窟で悪い溜まり場だよ、そんな所に行ってもろくなことを覚えないよ!
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風无常順,兵无常勝 feng wu chang shun, bing wu chang sheng
風がいつも追い風であることはない、軍隊も永遠に勝ち続けられるわけではない。
【意味】何事も常に順調ということはあり得ない。
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風急雨至,人急智生 feng ji yu zhi, ren ji zhi sheng
風が強く吹くと雨が降る、ひとは切羽詰ると知恵が絞り出せる。
【意味】風が強くなるとまもなく雨が降り始める、ひとは緊迫すると突然よい対処法を思いつく。
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風吹連檐瓦,雨打出頭椽 feng chui lian yan wa, yu da chu tou chuan
軒先の瓦が風に吹きつけられ易いので、瓦の外に出ている垂木の先も雨に打たれ易い。
【意味】表面に立つひとはいつも真っ先に損をする。
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風不吹不响,樹不揺不動 feng bu chui bu xiang, shu bu yao bu dong
風が吹かなければ音はしない、樹は揺らさなければ揺れ動かない。
【意味】事の起こりには原因がある。
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粉刷的烏鴉白不久 fen shua de wu ya bai bu jiu
白く塗ったカラスはいつまでも白くない。
【意味】味方を装った敵は、長期間騙し続けられない。
【例】 你不要高興得過早,你是“粉刷的烏鴉白不久”,早晚要露真相的。 黎汝清 万山紅遍 第三十一章二
喜ぶのはまだ早い、おまえは『粉刷的烏鴉白不久』だ、遅かれ早かれ正体がばれる。
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放下屠刀,立地成佛 fang xia tu dao, li di cheng fo
屠殺用の刃物を捨てれば、その場で成仏できる。
【意味】元は、僧侶がひとに悪い行いを改め善い行いをするように説いた話。悪いことをしたひとでも、悔い改める決心をし、二度と悪いことをしないようにすれば善人になれる。
【例】 古時候雖有“放下屠刀,立地成佛”的人,但因為有“放下官印,立地念佛”而終于“放下念珠,立地做官”的人,這种玩意儿,實在已不足以昭大信于天下。 魯迅 准風月談・帰厚
昔は『放下屠刀,立地成佛』というひともいて、それで『役人を辞めて僧侶のなる』ひとや、終には『僧侶を辞めて役人になる』ような輩もいたものだが、本当に今はもうこんな明白な理が世の中に欠けている。
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放長線釣大魚 fang chang xian diao da yu
糸を長く垂らしてこそ、大魚を釣ることができる。
【意味】入念な打ち合わせがあってこそ、更に大きな利益が得られる。
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凡人不可貌相,海水不可斗量 fan ren bu ke mao xiang, hai shui bu ke dou liang
ひとは容貌で判断できない、海水は枡では量れない。
【意味】海水の量が枡で比較することができないように、ひとをその外見だけで評価してはいけない。ひとは見かけによらぬもの。
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耳听是虚,眼見是実 er ting shi xu, yan jian shi shi
耳で聞いたことは嘘で、眼で見たことが真実だ。
【意味】耳で聞いたことが必ずしも確かとは限らない、自らの眼で見たことこそ真実で信頼できる。
【例】 他想,縦然傳説李闖王的人馬如何与杆子大不相同,但耳听是虚,眼見是実,他没有親眼看見,総不肯十分相信。 姚雪垠 李自成 第一卷下册第二十四章
彼は考えた、例え李闖王の軍隊がどんなに旗印と違っていたとしても、耳听是虚,眼見是実、この眼で見ていないからには、充分信じることはできない。
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儿孫自有儿孫福,莫与儿孫作馬牛 er sun zi you er sun fu, mo yu er sun zuo ma niu
子や孫には彼ら自身の幸せがあるので、彼らを牛馬のように扱ってはいけない。
【意味】若い世代には彼らなりのよい生活があるので、年長者があまり世話をやき過ぎる必要はない。
【例】 至于生子生孫,就是下一輩事,十分周全不得了。常言道得好;儿孫自有儿孫福,莫与儿孫作馬牛。 警世通言 第二卷
子や孫を産むということは次の世代のことで、そんなに至れり尽くせりにする必要はない。諺でも良いことを言っている、儿孫自有儿孫福,莫与儿孫作馬牛。
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餓出来的見識,窮出来的聡明 e chu lai de jian shi, qiong chu lai de cong ming
飢えから生まれた見識、貧しさから生まれた賢さ
【意味】ひとの見識や知恵は、往々にして逆境の中で鍛えられた末、得られるものだ。
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悪人先告状 e ren xian gao zhuang
悪人は先に訴える
【意味】悪事を働いた人は、自らの罪の責任の言い逃れをするために、しばしば先手を打って、被害者の善人に無実の罪を着せる。
【例】 郭標怕事情瞞不住,就悪人先告状,把事情推在周炳身上。 欧陽山 三家巷 四
郭標は事が隠し切れないのを恐れると、悪人先告状、それを周炳ひとりにおしつけた。
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悪龍不斗地斗蛇 e long bu dou di tou she
悪い龍でもその土地に住む蛇とは戦えない。
【意味】かなり強い力を持っていてもよそから来た勢力は、その当地の勢力には勝てない。
【例】 大官人休説満話!常言道;悪龍不斗地斗蛇。你的从人雖多,怎比得坐地的,有增无减。 醒世恒言 第七卷
お役人様、自慢話も程々にしておきなさいよ!悪龍不斗地斗蛇と諺にあるでしょ。あなたのお供がいくら多くても、地回りの者の比ではないですよ。増えることはあっても減りはしません。
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躱得和尚躱不得寺 duo de he shang duo bu de si
和尚は隠れきれても、和尚が住んでいる寺は隠れきれない。
【意味】ひとはいくら逃げたとしても、家がまだある限り所詮逃げ果せない。
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多用兵不如巧用計 duo yong bing bu ru qiao yong ji
多くの兵を使うより、策略をうまく用いたほうがよい。
【意味】人が多くても向こう見ずなだけで、策略をうまく用いて攻め取るほうがよい。
【例】 李广和也對淮海生説;“人常説,多用兵不如巧用計,你拳頭再硬,也頂不住人家槍子儿。説真的,咱可佩服人家老方,你不要看他那股慢騰騰的勁道,心里的眼儿可真多。” 刘江 太行風云 四十七
李广和も淮海生に言った、「よく人が言う、多用兵不如巧用計さ、おまえがいくら拳を硬くしても槍には逆らいきれない。そうだ、俺たちが先輩方に敬服するなら、彼らののろのろとした様子を見ていてはいけない、心の眼のほうが多くを見られるのだから。」
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多一位菩薩多一炉香 duo yi wei pu sa duo yi lu xiang
菩薩が一人増えると香炉も一つ増える。
【意味】上司が一人増えると面倒も一つ増える。
【例】 小順道;“多一位菩薩多一炉香!成天盼望主任給咱們抵些事,誰知道主任一上了台,就跟人家混得很熱,除了多派咱几回差,一点什么好処都没有!” 趙樹理 李有才扳話 六
小順は言った、「多一位菩薩多一炉香!成天は主任が俺たちに何がしかのことをさせるのを望んでいる、主任がひとつ昇進するとやつはもっと無理を言うとは誰も思わなかったよ。多数派を除いたら、俺たちはずいぶん差をつけられている、ひとつもいいところがないよ!
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多想出智慧 duo xiang chu zhi hui
たくさん考えるということは、知恵を育む。
【意味】常に頭を働かせていれば、賢くなり、よい方法を考え出し易くなる。
【例】 真是“多想出智慧”,几経討論,同志們想出了一个比用人向下抛石頭和掀石頭更好的辦法。 黎汝清 万山紅遍 第四十七章四
正に『多想出智慧』、幾度かの討論を経て、同志たちは、人を使って石を捨てさせたり、ひっくり返させたりするより、もっとよい方法を考え出した。
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肚子没心病,不怕吃西瓜 du zi mei xin bing, bu pa chi xi gua
お腹に病気がなければ、スイカを食べても大丈夫。
【意味】人柄が、陰日なたがなくおおらかで、品行方正であれば、他の人に無実の罪で陥れられても、心配するに及ばない。
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肚里没病死不了人 du li mei bing si bu liao ren
お腹の中に病気がなければ、人は死ぬことはない。
【意味】考えが純粋で正しく気性が公明正大なひとは、どんな問題が起きても心配するに及ばない。
【例】 由他們先這么説去吧,反正“真金不怕火”,“肚里没病死不了人”,社里一定会弄清楚。 胡正 汾水長流 第二十章
奴らには言わせておけ、どのみち『真金不怕火』、『肚里没病死不了人』、組織の中で必ず明らかにされる。
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独木難支大厦 du mu nan zhi da sha
一本の柱では高層ビルは支えられない。
【意味】ひとりの力では力量不足で、大局を支えるのは難しい。
【例】 過去他統治這个県,主要是靠欺騙,威吓和地方上的爪牙為他賣力。現在這些東西已経被農民的造反拆穿了,摧毀了,而県城本身實力又空虚,他還能有什么作為?他覚得他實在“独木難支大厦”了。 叶君健 火花 二十四
今まで彼はこの県を、騙したり脅したり、地回りの悪党に肩入れし治めてきた。今ではこれらは農民に反抗され、ぶち壊されてしまった。そのうえ県自体の力も尽きて、彼に何ができるというのだ?彼は自分が全くの「独木難支大厦」だと感じた。
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